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「モモ」

ミヒャエル・エンデ作の小学生向けの「モモ」を50歳間近ながら読んでみました。

人間から時間を奪う「時間泥棒」の灰色の男たちと主人公モモとの戦いが終わって物語の幕は閉じます。


時間は万人に平等に与えられ過ぎていくものながら、主観や扱い方で伸び縮みする不思議なものでもあります。

人に自分自身の時間の使い方や流れを支配されることなく、自分で主導して支配をしていくようにしないとという思いを新たにしました。

特にコロナ禍により生活環境や生活リズムが変わり、時間の流れが変わった中(少なくとも私は)でなおさら痛感しています。


もう一つ読んでいて心に刺さったのは、モモの友達のジジの言葉で

「人生でいちばん危険なことは、かなえられるはずのない夢が、かなえられてしまうことなんだよ」

という言葉。


自分で時間や行動やキャパシティを支配・主導することなく、人や社会に流され、受動的に与えられる時間の中で自分を見失い右往左往し途方に暮れることの危うさを教えてくれます。

夢をかなえるにしても、自分でそこへの道を主体的に作り上げていくことの大切さ、ということでしょうか。


巻末の「作者のみじかいあとがき」で語られる、

「過去の話として話をしたけれど将来の話として話をしてもよかった。どちらも変わらない」

という言葉も、作者の慧眼を感じさせました。

#ミヒャエル・エンデ #モモ 

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